■空気圧のチェック
自転車に乗る前にタイヤの空気圧のチェックをしましょう。 適正な空気圧は乗り心地も向上させ、タイヤの寿命も延ばします。
適正空気圧はタイヤによって異なりますが、適正値で乗車していただく事が望ましいためこまめに空気圧を管理してください。
特にスポーツ車のタイヤは、路面抵抗を考慮して細くなっていることが一般的です。
乗車前に空気圧を確認し、タイヤサイドに記載されている最適な圧となっていることをご確認下さい。
タイヤが細く空気圧が高いスポーツ車では、少し空気が抜けただけでも、空気圧の低下を感じやすくなっています。
1週間ほどで1気圧程度は自然と空気が抜けます。
適正よりも低い空気圧の状態で走行すると、道路の段差によりタイヤがパンクしやすくなります。
週に一度はタイヤの空気圧を確認するようにして下さい。
タイヤの細いスポーツ車に乗車する上で、パンクやリムの変形等のトラブルを避け、安全に自転車に乗車するためには、定期的な空気圧管理は必須です。
自転車のタイヤに空気を入れる場合、空気の注入口(バルブ)の種類と形状に注意する必要があります。
詳しくは下記FAQをご確認下さい。
■タイヤの空気圧の目安
タイヤの側面に最低値(MIN)~(MAX)もしくは最高値のみが表記してあります。
体重や路面状況によって範囲内で調整してください。
簡単なチェック方法は両手の親指で力いっぱい押してようやく少し凹むくらいを目安としてください。
タイヤサイズ | Kgf/cm² (気圧) | PSI |
---|---|---|
700×23C | 6.3~6.9 | 90~100 |
700×35C | 4.5~5.2 | 65~75 |
26×1.75 | 3.4~4.2 | 50~60 |
26×1.95 | 2.8~3.4 | 40~50 |
26×2.125 | 2.0~3.4 | 30~35 |
■適正内の範囲で管理しましょう
- 空気圧が高すぎると、タイヤ・チューブの破裂(バースト)、タイヤ外れの原因になり非常に危険です。また、グリッ プ性能やブレーキ性能の低下を起こします。
- 空気圧が低すぎると、タイヤを傷め、パンクしやすくなったり、ハンドリング性能が低下します。
- 悪路や雨中走行時には、空気圧を10% 程下げてください。接地面が増え、駆動力・ブレーキ性能が上がります。
- 体重のある方は空気圧を上げ、軽量な方は下げ気味に調整してください。
- 空気圧は数日で減少します。この症状はパンクではありません。軽量なチューブほど減少が早いので、3 ~ 4 日で空気圧調整が必要な場合もあります。
- チューブがタイヤとリムに挟まったままで空気を入れると「※リム噛み」が発生しますので、タイヤの中にチューブがきちんと収まっていることを確認のうえで空気を注入してください。